2014年3月1日土曜日

第五番 千手院

第五番 寺の下 千手院 (せんじゅいん) 千手観世音

現住所 盛岡市大慈寺町1-24



御詠歌 有難や たへなる法(のり)に 諸人(もろびと)を ちすじのみ手に 導かれり

 南部三十代行信公の時に開山されている。 当時、奥州行脚の六部さんが現在地前の曲物師宅に泊まった。 夜に六部さんの夢枕に三日三晩観世音さんが立ち、鐘をたたいていた。 行信公はこの話を伝えきき御信仰なされ、宝物が三十余点当院に引き継がれている。



 南部三十代行信公の時に開山されている。 由緒によれば、当時、奥州行脚の六部さんが、現在地前の曲物師宅に泊まった。 夜に六部さんの夢枕に三日三晩観世音さんが立ち、鐘をたたいていた。 曲物師も同じ夢を見て不思議に思って、ここに祈願所を立て、この時に不来方城に向かって草庵を立てた。 行信公はこの話を伝えきき御信仰なされ、代々の姫君がご参拝され寛政三年(1791年)には立派な宝物を下され、愛宕山の法輪寺(※ 法輪院広福寺?)が本山でありながらここから宝物が三十余点当院に引き継がれている。 扶持は二人扶持で少ないが、南部藩の信仰厚い千住観世音である。


・関連 法輪院広福寺


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・2014/09/04 写真追加 千手院 写真

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